翼状片(よくじょうへん)

Posted by 店長 橋本 on


翼状片とは、白目の表面を覆っている半透明の膜である結膜が、多くは目頭(めがしら)の方から黒目に三角形状に入り込んでくる病気です。
本来は50歳以上にみられることが多い病気ですが、患者数のデータでは40歳以上のおよそ3割が発症しているという報告もあります。
しかし、中高年になってからいきなり目が弱るというわけではなく、幼少期からのダメージの蓄積によるものです。
戸外でスポーツをする中高生にも翼状片の予備軍はいます。
良性の疾患ですので、命にかかわることはありませんが、手術で切除しても再発しやすいことがよく知られています。
翼状片

原因

紫外線を長年浴び続けると発症します。
紫外線が一日の内で最も多く降り注ぐのは、太陽高度が高い、午前10時から午後2時の時間帯。
しかし、目に入ってくる紫外線の量は朝や夕方の方が多いといわれています。

これは、太陽高度が高い午前10時から午後2時は頭上に太陽があるため、直射日光はあまり目に入ってきません。
しかし、朝や夕方は視線の延長線上に太陽が位置することになります。
朝と夕方の紫外線対策をしっかりとして、外出することが予防法になります

症状

見た目は「白目の一部が黒目に伸びてきた」というような症状です。
盛り上がりのために目の表面が凸凹するので、ゴロゴロしたり、ごみが入ったような異物感などの自覚症状が感じられます。
また、結膜の部分はしばしば充血して赤く見え、美容上この赤さを嫌う人も少なくありません。
また、放っておくとまぶたと眼球が癒着しやすくなるため視線を動かしにくくなり、視力にも悪影響を及ぼす場合もあります。

治療

翼状片自体は悪性の組織ではなく、症状がなければ放置しても問題はないのですが、充血や異物感が強くなってくれば点眼などの治療を行います。
根本治療には手術が必要になります。
日帰り手術で完治でき、手術時間は30分前後です。
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この記事を書いた人

店長 橋本

望月メディカルネット公式ブログ「目の病気まとめネット」の運営担当者です。
大切なあなたの両目を守るため、目が健康になる記事や目の病気予防になる記事を選んで更新しています。
ぜひ参考にしてください。

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