瞼裂斑(けんれつはん)

Posted by 店長 橋本 on


瞼裂斑という名前の認知度は低いですが、実は身近な眼疾患であるという認識を持つ必要があります。
なぜなら、肌のシミと同じように将来的に顕在化する可能性のある「眼の隠れジミ」ともいえる初期変化が認められる人も含めると、有病率が日本人の約8 割という非常に高い割合であることが発表されたからです。

原因

瞼裂斑は目に紫外線を受けたダメージが蓄積してできる病気です。
長年にわたる紫外線刺激の蓄積の結果なので、年齢とともに瞼裂斑のできる方は多くなります。
しかし、若い人の有病率も高く、小児期から発症する場合もあります。
目の紫外線対策は、秋や冬になっても、日が陰ってくる時間でも、季節や時間帯を問わず外出時にしっかりと行うことが大事です。

症状

目の白目の部分に、黄色や茶色いシミのようなタンパク質の盛り上った斑点ができます。
ほとんどが黒目の横側(3時、9時の方向)にできます。

治療

普段はとくに症状はありませんが、瞼裂斑炎になると、瞼裂斑の部分が充血して赤くなり、ゴロゴロ感などの軽い違和感と少量の目やにがでます。
その場合は、抗炎症の点眼薬で治療します。1週間ぐらいで治癒します。
瞼裂斑炎が治癒しても瞼裂斑は残りますので、しばらくして再度炎症を起こすこともあります。
瞼裂斑は手術で取ることも可能です。
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紫外線が目に与える影響研究の第一人者である佐々木洋教授(金沢医科大学眼科)の指導のもと、紫外線測定実験により特性が実証された製品です。
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この記事を書いた人

店長 橋本

望月メディカルネット公式ブログ「目の病気まとめネット」の運営担当者です。
大切なあなたの両目を守るため、目が健康になる記事や目の病気予防になる記事を選んで更新しています。
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